仮想マシンの接続性のテスト

多くのラボでは、Windows と Linux の仮想マシン (VM) 間のネットワーク接続が必要になります。以下の手順に従って、VM の接続性をテストしてください。

遠慮なくヘルプを求めてください！このコンテンツは、発生する可能性のあるネットワークの問題をテストおよびトラブルシューティングするのに役立つように作成されています。覚えておいてください、ヘルプを求めることは完全に問題ありません！インストラクターがあなたのためにここにいます。

注：あなたの IP アドレスは以下の IP アドレスと一致*しません*。アドレスは DHCP を介して動的に配信されます。以下のアドレスは例です。Windows の IP アドレスを取得するには、ipconfig コマンドを使用します。Linux では、ip -br a コマンドを使用します。

IP アドレス

VM には 2 つの IP アドレスがあります。1 つのアドレスは「ローカル」ネットワークと VM 間の通信用です。2 番目のアドレスは VPN 用で、VPN に接続しているときにのみ存在します。

VPN アドレスは 10.254.25X.X で始まります。
「ローカル」アドレスは 192.168.X.X のようになる可能性が高いですが、10.X.X.X または 172.16.X.X の場合もあります。

Linux IP アドレス

以下のコマンドを使用して Linux IP アドレスを取得します。

コマンド

ip -br a

想定される結果

sec560@560vm:~$ ip -br a
lo               UNKNOWN        127.0.0.1/8
eth0             UP             192.168.190.139/24 fe80::20c:29ff:fe51:b3cc/64
docker0          DOWN
br-7f632a6b354e  DOWN

eth0 インターフェースに関連付けられたアドレスが探しているものです。あなたのアドレスは異なりますが、この例ではこのアドレスを使用します。

Windows で IP アドレスを確認する

まず、Windows の IP アドレスを取得します：

コマンド

netsh interface ip show addresses Ethernet0

想定される結果

PS C:\> netsh interface ip show addresses Ethernet0
...output truncated for brevity...
Configuration for interface "Ethernet0"
DHCP enabled:       Yes
IP Address:         192.168.190.140
Subnet Prefix:      192.168.190.0/24 (mask 255.255.255.0)
Default Gateway:
Gateway Metric:     0
InterfaceMetric:    25

この例では、探している IP アドレスは 192.168.190.140 です。あなたのアドレスは異なります。

Windows から Linux への Ping

Windows VM で、Windows デスクトップの「Terminal」ショートカットを使用して PowerShell ウィンドウを開きます。ターミナルから、ping コマンドを使用して、上記の IP アドレスで Linux VM への接続をテストします：

コマンド

ping LINUX_ETH0_ADDRESS

想定される結果

PS C:\> ping 192.168.190.139
Pinging 192.168.190.139 with 32 bytes of data:
Reply from 192.168.190.139: bytes=32 time<1ms TTL=64
Reply from 192.168.190.139: bytes=32 time=1ms TTL=64
Reply from 192.168.190.139: bytes=32 time<1ms TTL=64
Reply from 192.168.190.139: bytes=32 time<1ms TTL=64

Ping statistics for 192.168.190.139:
    Packets: Sent = 4, Received = 4, Lost = 0 (0% loss),
Approximate round trip times in milli-seconds:
    Minimum = 0ms, Maximum = 1ms, Average = 0ms

LINUX_ETH0_ADDRESS を置き換えてください！

LINUX_ETH0_ADDRESS を Linux VM の eth0 インターフェースのアドレスに置き換えてください（tun0 の 10.254.25X.X のようなアドレスではありません）。

Linux から Windows への Ping

Linux VM でターミナルを開きます。ターミナルから、ping コマンドを使用して Windows VM への接続をテストします（上記の IP アドレス）：

コマンド

ping -c 4 WINDOWS_ETHERNET0_ADDRESS

想定される結果

sec560@560vm:~$ ping -c 4 192.168.190.140
PING 192.168.10.140 (192.168.10.140) 56(84) bytes of data.
64 bytes from 192.168.10.140: icmp_seq=1 ttl=128 time=0.544 ms
64 bytes from 192.168.10.140: icmp_seq=2 ttl=128 time=1.19 ms
64 bytes from 192.168.10.140: icmp_seq=3 ttl=128 time=0.976 ms
64 bytes from 192.168.10.140: icmp_seq=4 ttl=128 time=1.18 ms
--- 192.168.10.140 ping statistics ---
4 packets transmitted, 4 received, 0% packet loss, time 3007ms
rtt min/avg/max/mdev = 0.544/0.973/1.192/0.264 ms

WINDOWS_ETHERNET0_ADDRESS を置き換えてください！

WINDOWS_ETHERNET0_ADDRESS を Windows VM のローカルアドレスに置き換えてください（10.254.25X.X のようなアドレスではありません）。

トラブルシューティング

Windows または Linux で ping コマンドが失敗した場合は、これらのヒントを使用して問題をトラブルシューティングおよび修正してください。サポートが必要な場合は、インストラクターにお知らせください。

IP アドレスを確認する

正しい IP アドレスを使用していることを確認してください。

VMware を確認する

VMware で Linux VM が正しいネットワークモードに設定されていることを確認してください。すべての演習では、ネットワーク接続を NAT に設定する必要があります。

NAT モードに問題がある学生もいます。その場合は、両方の VM を Bridged ネットワーキングを使用するように変更してください。

Linux が Windows に Ping できない

Linux システムが Windows VM に到達できない場合は、Windows システムをトラブルシューティングする必要があります。

Windows ファイアウォールが無効になっていることを確認する

netsh コマンドを使用して Windows ファイアウォールが無効になっていることを確認してください。Windows VM のデスクトップにある「Terminal」ショートカットを使用して管理者 PowerShell ウィンドウを開きます。

管理者 PowerShell プロンプトから、次の netsh コマンドを実行して Windows ファイアウォールの状態を表示します：

コマンド

netsh advfirewall show allprofiles | findstr State

想定される結果

PS C:\Users\sec560> netsh advfirewall show allprofiles | Select-String State

State                                 OFF
State                                 OFF
State                                 OFF

Failure

「OFF」以外の_何か_が表示される場合は、ファイアウォール機能を無効にする必要があります。

Windows のすべてのファイアウォールプロファイルを無効にするには、管理者 PowerShell ウィンドウに次のコマンドを入力します：

コマンド

netsh advfirewall set allprofiles state off

想定される結果

PS C:\Users\sec560> netsh advfirewall set allprofiles state off
Ok.

プロファイルを表示するために使用した netsh コマンドを再実行して、プロファイルが無効になっていることを確認します：

コマンド

netsh advfirewall show allprofiles | findstr State

想定される結果

PS C:\Users\sec560> netsh advfirewall show allprofiles | Select-String State

State                                 OFF
State                                 OFF
State                                 OFF